こんにちは^ ^
ペパーミントあいです。
平成28年大相撲夏場所10日目。
宇良が珍しい決まり手「腰投げ」で逆転勝ち!見事新十両での勝ち越しを決めました!
十両では平成22年初場所、海鵬が千代白鵬に決めて以来。
幕内では平成16年名古屋場所、朝赤龍が武雄山に決めて以来の決まり手です。
宇良の腰投げ
10日目を7勝2敗で迎えた宇良。勝ち越しのかかる相撲です。
相手は出羽疾風。身長は宇良とさほど変わりませんが、筋骨隆々とした体です。
でも、宇良のように器用に色々なことをするタイプではなく、小さいけれど正攻法な相撲を取る力士。宇良戦は「しっかり廻しを取って攻めたい」と意気込みを語っていたそうです。
立合い。
宇良は低く頭をつけるいつもの立合い。
出羽疾風が攻め込みます!
宇良、残した!
でも、休まず攻める出羽疾風。
かなり無理な体勢まで攻め込まれますが、
これは、居反りを狙っているのでしょうか?
が、後ろに食いつかれた!
このまま送り倒されるのか!?いや、よく見ると出羽疾風の体が浮いている!?
宇良は出羽疾風の腕を引っ張っている!
そして裏返した!柔道ならきれいな一本です!
この時、実況の吉田賢アナウンサーは、腕を取っていたことに着目してか、決まり手を「逆とったり」と言っていましたが、ちょっと語尾に「?」がつくようなイントネーション。
決まり手の発表に少し時間がかかり「腰投げ」と発表されます。
腕を取り、腰に乗せて投げているんですね!
きれいな一本です!(笑)
どのような組手であれ、相手を腰に乗せて投げたら「腰投げ」になるとのこと。
出羽疾風が130kg代の軽量力士だったから、きれいに腰に乗って裏返せたのかもしれません。
勝因は、反撃するスペースがあったこと
この日解説の三保ヶ関親方(元栃栄)のよると、宇良が逆転技を出せたのは、出羽疾風の引き付けが弱く、少しスペースがあったからとのこと。
出羽疾風が終始前に出て、廻しも取って、先手先手で動いていたのですが、廻しを取っても引き付けが足りないと、そこにスペースが出来て、宇良は自由に動ける。
少しでも動けるスペースがあれば、宇良は諦めないんですねぇ。。。
吉田アナウンサーは「かいな腰捻り」と勝手に命名
6年ぶりの大技に盛り上がった国技館。
それは放送席も同様で、吉田アナウンサーは「宇良が何かする度に新しい決まり手が出来てしまいそうですね。今のは『かいな腰捻り』という感じでした」と勝手に命名していました(笑)
腕も取ってましたからねぇ。。。
いい相撲でした(^o^)