こんにちは^ ^
ペパーミントあいです。
平成28年大相撲春場所12日目 幕下の土俵を振り返っていきたいと思います。
12日目 幕下の実況と解説
12日目 幕下の実況と解説は、
実況 : 白崎義彦
解説 : 不知火親方(元若荒雄)
向正面 : 伯龍(若者頭)
(敬称略)
十両土俵入り後
実況 : 大坂敏久
解説 : 関ノ戸親方(元岩木山)
リポート : 三瓶宏志
(敬称略)
でした。
11日目までの展開
5戦全勝だった佐藤-山口、大岩戸-剛竜戦が組まれ、佐藤と大岩戸が6戦全勝となりました。
詳しくは、下記記事をご参照のこと。
12日目 幕下 取組結果一行メモ
取組を振り返っていきます。
左が東方力士、右が西方力士、○が白星、●が黒星です。
※加筆修正はしていますがほぼメモです。ほぼインスピレーションで書いているのでとても大雑把だったり専門用語も多少出てきますが、雰囲気でどんな相撲だったかご想像もしくは思い出していただければ嬉しく思います。
○極芯道-大司(三段目)● 上手投げ
・大司が潜って足を取るが、極芯道、落ち着いて対処。いきなり足を取れば勝てるというわけではないことを学んだ一番だった。
●葵-福轟力○ はたき込み
・福轟力、当たってからのはたき。盛り上がらない。
●篠原-千代雷山(三段目)○ 寄り倒し
・篠原、双差しになるが、攻め込まれて及ばず。。。
※部屋の不知火親方(元若荒雄)によると、篠原は「小さいのに力で勝負をしようとしてしまう」とのこと。
【解説】不知火親方(元若荒雄)「篠原は突っ張りながら潜り込んだり、双差しになったりしてほしい」
○朝興貴-華王錦● 押し出し
・華王錦突っかける。二度目で立つ。朝興貴が一気に押し出し!いい相撲だったが盛り上がらない。
○松葉山-桜児竜● 押し出し
・松葉山が一気の攻め!いい相撲だったが盛り上がらない。
○南海力-萬華城● 寄り倒し
・南海力のすくい投げと、萬華城の小手投げの対決。最後は南海力が寄り倒し。
【解説】不知火親方(元若荒雄)「南海力は最近、相撲が良くなった。以前は受けて立って半身になることが多かったが、最近は頭で当たって踏み込んでいる」
●駒木龍-武蔵海○ 寄り切り
・武蔵海突っかける。二度目で立つ。武蔵海がハズ押しで攻める。廻しを取っていたので決まり手は寄り切り。
○琴欣旺-佐々木山● すくい投げ
・組んで動きが止まる展開。佐々木山、足を飛ばしたり投げを打ったり試みるが、及ばず。。。
●前田-魁ノ隆○ すくい投げ
・魁ノ隆が大きな前田の懐に入って小手投げ!
○克乃富士-若龍勢● 寄り倒し
・克乃富士が両廻しを取って寄り倒し!盛り上がった!
○琴宏梅-貴公俊● 押し出し
・貴公俊、立合いで前廻しを狙うが、琴宏梅がどんどん突っ張って前に出た!
●白虎-寺尾○ 下手投げ
・組んでの攻防。最後は寺尾が下手投げ。
【解説】不知火親方(元若荒雄)「寺尾は左四つの相撲が様になってきた。190cmある力士に上手を取られたら、相当強いだろう」
●宝龍山-十勝海○ 寄り切り
・十勝海が一気に寄り切り!
【解説】不知火親方(元若荒雄)「宝龍山は右四つになると強いが、なかなかなれない。早く右四つになれる方法を考えないといけない」
○大翔龍-高三郷● 押し出し
・大翔龍が一気に押し出し!
○力真-双大竜● 寄り切り
・力真がすぐいい形を作って寄り切り!
●禧勢ノ山-大空○ 上手出し投げ
・禧勢ノ山、相手のはたきやいなしについて前に出るが、最後は土俵際回りこまれる。
○碧己真-古場● 寄り切り
・碧己真が一気に寄り切り!
●豪頂山-大和富士○ 送り出し
・大和富士が当たってからのいなし。
○大雷童-相山● 押し出し
・中に入りたい相山と、突き放したい大雷童の攻防。大雷童が突き起こして前に出た!
●大清峰-海龍○ 押し出し
・海龍が一気に押し出し!
●宝香鵬-岩崎○ 突き落とし
・組んで動きが止まる展開。宝香鵬が先に上手を取ったが、岩崎、蹴返しで崩して突き落とし!
○虎太郎-高立● 引き落とし
・押し合い。最後は虎太郎が引き落とし。
○安芸乃川-明生● 小手投げ
・動きのある攻防。最後は安芸乃川が小手投げ!
●大翔岩-栃登○ 下手投げ
・大翔岩優勢に見えたが、栃登、下手投げで逆転。
十両土俵入り
●慶天海-希善龍○ 送り出し
・希善龍が変わって送り出し。
○魁-諫誠● 寄り切り
・魁が体を入れ替えて寄り切り。
○天空海-濱口● はたき込み
・天空海突っかける。二度目で立つ。天空海が当たってからのはたき。
○飛翔富士-若乃島● 寄り切り
・飛翔富士が胸を合わせて寄り切り。
●大翔鵬-芝○ 寄り切り
・組んで一時動きの止まる展開。芝が左四つ右上手で寄り切り。
感想
この日、9番目の取組に登場した友綱部屋の魁ノ隆は、幕下と三段目を行き来している力士。
三段目の上位では勝てても、幕下でなかなか勝ち越すことが出来ません。
白崎アナウンサーが、どうすればこの壁を越えることが出来るのかを尋ねると、不知火親方(元若荒雄)は「幕下で勝ち越そう、という小さな目標ではなく、上の番付に上がるという大きな目標を持つことが大事」とおっしゃっていました。
「幕下で勝ち越そう」という小さな目標では、目先のことしか目に入らなくなってしまい、楽して勝とうとして相撲が小さくなってしまう。
でも、「十両に上がろう」「幕内に上がろう」という目標を持てば、十両で通じるようになるにはどうすればいいか、幕内で通じるようになるにはどうすればいいか、ということを考えて稽古が出来るので、相撲が良くなるのだそうです。
たとえば、幕下の下位でがっぷり四つで勝ったとします。
小さな目標しかない人は勝ったから良かったで終わってしまいますが、大きな目標を持っている力士は、「はたしてこの相撲が幕内で通用するのか?」と考え、通用しないと思ったら通用する相撲に改めていくことが出来ますよね。
そうして、どんどん強くなっていく。
なるほどなと思いました。
これは相撲に限ったことではなく、人生の様々な場面において、重要な考え方だなと思いました。
いいことを学ばせていただき、感謝です^ ^
優勝争い
12日目終了時点での成績優秀者は、以下の通りです。
6戦全勝 : 佐藤、大岩戸
13日目にこの両者が直接対決し、勝った方が幕下優勝となります。
若くて将来有望、勢いのある佐藤と、幕内経験者の大岩戸。
そして、押し相撲同士。
楽しみな組み合わせです^o^
以上、ペパーミントあいがお届けいたしました!
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平成28年大相撲春場所12日目 幕内と十両の感想にも、あわせてお付き合いいただけると嬉しいです^ ^
平成28年春場所 幕下の全取組の感想については、下記まとめをご参照いただければと思います!
[ai] 平成28年大相撲春場所まとめ(幕下&幕下以下)